手賀沼遊歩道を歩く       瀬戸 勝(会員)   
腰痛のリハビリで毎朝散歩(とてもウォーキングとはいえない)しています。

コースは手賀沼公園から遊歩道を市民農園あたりまで歩きます。公園からは手賀沼が一番広く見渡せます。早朝の沼南はまさしく鏡のよう、これに朝もやがかかったらもうたまりません。それこそ水墨画の世界になります。

文学広場には市内のグループの方々が、月替りで作品を掲示されています。三樹荘当主村山先生の流れるような筆跡にお目にかかれなくなったのはとても残念。

遊歩道は船取線を短いトンネルでくぐります。トンネルを出ると雪国・・・、じゃなかった。「水の館」が現れます。眼前を水鳥が泳ぎ、木立の向こうに中世のお城のような「水の館」がたっている。私はこの眺望が好きです。私が当会に入った頃、この「水の館」の評判はあまり良くありませんでした。(むしろボロクソに近かった。)でも見慣れてしまえば、なんてことなくなるだろうと思っていたら、そのとおりになりました。噴水の前で軽い体操を兼ねてひと休みすることにしています。前から気になっていたのですが、噴水の周りの河童、以前4匹いたのが、3匹になっています。1匹消えてしまいました。沼の水が少しきれいになったので、沼に戻っちゃったのかな?。残った3匹の顔がさびしそうに見えます。

市民農園の少し手前で沼を見やると、対岸に群生しているハスがどんどんこちらへ押し寄せてきているようです。従って水路の幅が狭くなり、折角北千葉導水路で取水した水も流れが悪くなって、水質浄化の妨げになるんじゃないかと心配しています。

帰路、「水の館」の前の土手を出来だけ後ろ向きに歩くようにしています。以前ここで後ろ向きに歩いていてショッキングな出来事にあいましたが、それはまた別の機会で。

土手の上からは、広い田んぼが見渡せます。「水の館」の横から第2駐車場の脇まで5枚あります。「水の館」の方から順に植えたのか、生育もその順になっていました。「あちらの田にはもう穂が出たのに」などと勝手にやきもきしてしまいましたが、ちゃんとみんな立派な黄金の波に揃い、ホットしました。

ハケの道に入り、子の神さんの階段をのぼり、参拝して帰宅となります。この階段は107段あり、高さがバラバラなのでとても上りにくい。腰痛がやっと治ったころは難儀しましたが、今ではなんとか苦労せずに上れるようになりました。手すりは絶対つかわないぞ、と心に決めていますが、いつまでもちますか。

階段の上から垣間見える沼の眺望も捨てたものじゃないぞ、と思っています。
休憩も入れて約1時間半の行程です。
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