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| 1.冒頭、堂本知事より「開会挨拶」があった。 知事は、かの"大草原の小さな家"の舞台で有名な、千葉県と姉妹州関係にあるウイスコンシン州(米国)の州都マディソンの、州政府ビル(ステート・キャピタル)を中心に整然とし、且つ自然との調和のとれた学園都市の景観の素晴らしさについて強調された。また、アメリカの自然保護の父と云われたジョン・ミューアーを引き合いに出され、環境を守り・育てる為には強い意志が必要である、と話された。 ※ジョン・ミューアーは、ヨセミテ公園の素晴らしさに感動し、その保護のために奔走し、ルーズベルト大統領に働きかけ「国立公園法」作らせた。 更に知事は、日本では由布院がそれに当たるのではないかと話された。旅館「亀の井別荘」主人中谷健太郎さんら強い意志を持った人達が、リゾートマンション化、歓楽街化から街を守り、落ち着いた雰囲気の、味わい深い景観を維持した、とされた。 いずれも環境、景観を守り・育てる為には強い意志が必要であると強調されたものである。 2.次いで、千葉大学大学院教授 北原理雄氏によ る「基調講演」があった。 演題は、「これからの景観づくり」。同教授は"千葉県は人の手の入っていない景観は少なく、暮らしの中で景観を育てて来た。その意味では千葉県の景観は人くさい"。と云われていた。当会の"育てる"概念に一脈通ずるものがあるように思われた。 ●講演は、概ね次の如き趣旨であった。 (1) 景観づくりの主役は住民と行政である (2) 景観づくりが地域を育てる (3) 景観は地域に育てられる (4) "ひと"が生き生きとした景観をつくる ※北原教授:都市デザイン、都市景観計画、市街地活性化、地区環境整備等を主要なテーマとし、県内各地で地域と連携した景観づくり、地域づくりに取り組む。千葉県景観審議会会長等を務める。 ![]() |
3.その後、「景観づくりの取組みの事例発表」 があった。 発表者は、3団体と我孫子市。 3団体の活動はいずれも概ね街の中の一地域、云わば町内会的なものではあるが、それだけに極めて細かいところに手が入っている感じがした。その中の「柏の葉・・・」の場合は、新しい街づくりと云う意味でスケールの大きなものである。 我孫子市の場合は、行政の立場からの発表ということで、市全域をテーマとしたもので、問題点の絞り込みもよく、分かり易い説明であった。当会の活動である、「日立総合経営研修所庭園公開」、我孫子ゴルフクラブでの「市民観桜会」等スライドを使って説明、紹介がなされた。 シンポジウムに参加して感じたことは、これからも景観づくりに、多くの市民の皆さんの理解と協力と参加が得られるよう、地道で粘り強い活動が必要であるということ。 4.「景観づくり地域活動団体」認定書を授与された団体名(所在地)と主要な活動内容 ◎印は、発表団体、発表者 ◎(1)「NPO法人久留里フィールドミュージアム」(君津市久留里) 専門家による歴史的建造物の解説ツアーの開催。県、千葉大学と景観に関する協働による調査 ◎(2)「柏の葉アーバンデザインセンター」(柏市柏の葉キャンパス駅前) 柏の葉地区における建築ガイドラインの提案。市民向けにまちづくりスクール開講 (3)「幕張新都心まちづくり協議会」(千葉市美浜区) 幕張新都心地区における花植え、清掃活動。環境デザインマニュアルに基づく都市環境の保全 (4)「仲町街づくり協議会」(成田市仲町) 地区の景観保全のための協定による伝統的建築物の保存活動。参道、ポケットパークの環境美化活動(清掃、ゴミ拾い)等 (5)「上町街づくり協議会」(成田市上町) 白壁、和瓦、和風看板によるまちなみ景観の統一等 (6)「花―参道街づくり協議会「(成田市花崎町) 白壁、和瓦、木製看板による「和」をテイストとした街づくり。表参道入口に相応しいモニュメントの検討等 (7)「花崎町街づくり研究会」(成田市花崎町) 白壁、和瓦、木製看板による「和」をテイストとした街づくり。表参道入口に相応しいモニュメントの検討等 ◎(8)「NPO法人KAO(カオ)の会」(鎌ヶ谷市道野辺本町) 鎌ヶ谷駅東口の駅前空間の一元管理(植栽、歩道清掃、民間ビル等)。官民協働・協調によるまちづくり事業におけるノウハウの提供等 (9)「我孫子の景観を育てる会」(我孫子市) 景観を知る・学ぶ・守り育てる活動(景観散策会、庭園公開、市民観桜会等の実施)。景観行政との協働、広報・啓蒙活動(会報誌「景観あびこ」の発行)等 ◎ 我孫子市 都市部 都市計画課 景観推進室 主任 野村勝彦氏
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