第12回 日立総合経営研修所 庭園公開
                   
平成20年11月29日(土)我孫子市高野山      
前日の雨が上がって、願ってもない好天に恵まれて、多くのご来場者に見事な紅葉と手賀沼の景色を楽しんでいただけました。
10時開演にも関わらず、9時には最初の来場者がいらっしゃって、行列ができてしまったので、少し早めに開園しました。
その後も人波が途絶えることなく、終わってみたら2,100人という、これまでの最高のご来場者数をカウントしました。

大勢のご来場者で、細い坂道や茶亭「ほととぎす」では、少々ご不便をおかけしましたが、癒しの庭で、茶菓のサービス、フルートやコカリナの音色とともに、秋の1日を過ごされたことと思います。

普段はなかなか外に出られない高齢者のグループやデイサービスの方々も、介護の方々に支えられながら車椅子で、あるいは杖をついて、紅葉の下で楽しんでおられたのが印象的でした。
今回も我孫子名物の「白樺派のカレー」が食堂で提供され、好評でした。

星野市長は今回も来園され、当研修所佐藤社長の案内で園内をゆっくりと巡っておられました。
(株)日立総合経営研修所、関連会社の日京クリエイティブの社員の皆さんも総出で、40名を超えるボランティアスタッフとともに応対に大忙しでしたが、充実した1日になりました。
 ご来場の皆様、ありがとうございました。
来春(月日は未定)またお会いしましょう。
(吉澤淳一)
写真
◎日立庭園公開 心なごむシーン
11月29日は紅葉の美しい小春日和、またとない好日でした。はからずも私は午後から、「ほととぎす」前庭で案内役の当番をしていました。

市長や市会議員の方など続々と来られる中に車椅子のお婆さんが、お孫さんらしい娘さんに助けられ、前庭の木の枝に掴まって手賀沼を眺望して微笑んでおられるのを見ました。お婆さんは96歳、柏から来たと話しておられた。

其の後暫くして、また車椅子の老人が数人来られた。つくし野の老人介護施設の方とのことですが、皆さん立ち上がることが出来ないから、車椅子の目線では沼の景色が見えないので、しばし、ボケーッとしておられました。瀧澤さんが鏡を持っていらっしゃったのを思い出し、借りてきて付き添いの方に渡したところ、上げたり下げたりして、手賀沼の景色を鏡に映して眺めておられました。
95歳の方でしたが「若い頃から我孫子に住んでいるが、こんな好い景色が見られてよかった」と語っておられたのが印象的でした。

入場者は赤ちゃんを乳母車に乗せた若い夫婦、5、6歳の子供を連れたお父さん、お母さん、又手を携えた高年のご夫妻、杖をついたお爺さん等など今までに無い多彩な賑わいを感じました。

老若男女、大人も子供も、手賀沼を眺望し、フルートを聞きながらお茶を飲み、自然の美しさが身にしみる。こんな所が我孫子にあったのかと!!・・・・ 
穏やかな人々の集いが、「心」豊かな人柄を育てると言われますが、閉塞感の漂う昨今の時勢の中、癒しの空気がひしひしと伝わって来ました。
(高野瀬恒吉)

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