シリーズ まちの美化に取り組む人々(その8) | ||||
●曇りの日には日中でも薄暗く、下草も結構生い茂っていて、不審者に関する通報も寄せられたりして、残念ながら日常通学する子供達や近隣住民の安全確保が課題となっています。現在、10数名のボランティアの方々が「根戸森の通学路を明るくする会」(代表:椎名喜八郎)を作って、月1回通路周辺の下草刈や倒木の整理を行って、美化と安全確保の作業に取り組んでいます。久寺家中や根戸小の生徒も、作業活動に参加することもあるそうです。 ●4月11日(土)に行われた作業を取材させていただきました。電動カッターまで登場しての本格的な作業で、雑木林の見通しが確保されていきました。細い道なのですが、車も通ることができるため、驚いたことに、林の中には明らかに家庭ゴミと思われる袋がいくつも捨てられていました。こうした状況は、改めて美化と安全確保の面からも課題のある場所だと伺わせます。 ●しかし、一方では、入念な下草刈は、コジュケイなどの野鳥から遊び場を奪う恐れもあります。また、貴重な自然木を切り倒してしまう恐れもあります。明るく整備された公園のようになると危険が少ない反面、自然観察のできる里山としての魅力も失ってしまうかもしれません。 |
根戸森のような、住宅地に隣接して残る貴重な里山をどのように保護しつつ、安全な場所とし子供の自然観察などに利用していくかは、なかなか難しい問題を投げかけられているように感じた取材でした。 ●いろいろな視点を持った方たちが、ボランティアとして参画されることを期待する次第です。
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第13回日立総合経営研修所 庭園公開 お知らせ | ||||
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