『あびこの歴史景観を探る』が本になりました。(非売品)                   梅津 一晴(会員)
「あびこの歴史景観を探る」は、平成13年6月に「会」が発足して以来、「歴史部会」のテーマでした。以来、多くの郷土研究家の著書・論文から、我孫子の名所旧跡について資料を拾い上げました。また高野瀬さん、高橋さんと現地を訪ねて写真を撮り、スケッチをし、土地に馴染んで、その「歴史景観」を、自分の「視界」の中に捉えてきました。 平成17年から当会ホームページに、7回シリーズで「我孫子の歴史景観を探る」と題した散策コースの案内と解説を掲載しました。本書はその内容をベースに時代を遡って、我孫子半島の生い立ちから始まる歴史景観を追いかけました。

香取海と手賀沼を分ける、半島という地理的環境は、古代我孫子の住人にとって掛替えのない生活の源泉でありました。戦国の世からは香取海(利根川)と手賀沼は「我孫子半島という城郭」の外堀となりました。その外堀としての地理的環境は、戦国の世でも、平和になった江戸・明治・大正・昭和の世でも我孫子の文化・景観形成に大きく貢献していました。

是非この本を読んで頂き「あびこの歴史景観」を楽しみ、「我孫子の地」を愛して頂きたいと願っております。そして、これからの我孫子の景観を考える際の参考にして頂ければ幸いです。

本書は、我孫子市、柏市、中高大学校、市内図書館に寄贈しましたので、非会員の方々はそれをご覧になることが出来ます。
写真・あびこの歴史景観を探る
平成20年(2008年)3月発行
全ページをPDFでごらんいただけます。(2015.3.14 追記)

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