ご縁                          伊藤 紀久子(賛助会員)
日立総合経営研修所(現:日立アカデミー我孫子キャンパス)の坂道を通りながら、木立越しに見える水辺を異次元の世界のように感じていた。

ある時庭園が公開されると知り訪れた。一巡し、その美しさに感動した。又この公開を執り行っている方々の心くばりに感動し、アンケートに入会したい旨記した。

景観散歩、八景探し、そして毎月の定例会。楽しく視野を広めることが出来た。充実した気持ちを味わえたことに心から感謝である。

今私は、我孫子駅の改札を出た所で「散策グループ」らしき小集団に会うと、時にどちらから?と声を掛け、楽しい一日をどうぞ!!またいらっしゃって下さい…と。皆さん元気良く「ハーイ」と。何処をどう廻れば良いか?手賀沼のこと。白樺派のこと等々、多方面に渉る質問を受ける。景観の会で学んだことがここに役立っている。
エレベーターに乗り、「又ひとりアビシルベをしてしまった」と思う。

日立庭園公開の早朝、準備開始の
スタッフッフミーティング(2017.12.2)
「景観あびこ」と共に                       柏倉 輝雄(会員)
草創から今日まで、景観あびこの編集に携われた皆様のご苦労に、敬意とお礼を申し上げます。100号おめでとうございます。

私が我孫子に住み始めたのは、1979年(昭和54年)です。東京に通勤するサラリーマンでした。転居の訳は、そろそろ持ち家を探して、一時間以内で通勤出来る所がないかなぁと考えていたのですが、我孫子の知識は「北の鎌倉」くらいのイメージを持っていました。

「我孫子の景観を育てる会」に入会したのは、2009年(平成21年)12月29日です。定例会に出席して会議の様子をじっと見て聞いておりました。当時の日記帳にはこう記してしてあります。「自己紹介をさせてもらう。12月の定例会の様子を勉強する。レベルが高い。ついていけるか?だがもう1〜2回参加したい」と書いてあります。満11年が経過しました。

"景観を育てる"の景観とは、どんな市民活動なのかを考えながら積極的に各行事に参加し、徐々にではありますが、景観とは、が理解できるようになり、「我孫子を知る」「我孫子をみる」「我孫子を語る、聞く」をモットーにして活動してきました。諸先輩方の指導のお陰で一人前の我孫子市民になったような気がして感謝しております。
私がやっているこの会以外の活動の中で特に印象深いものとして、毎週金曜日に手賀沼遊歩道の6km歩きがあります。春・夏・秋・冬の手賀沼周辺の景色・季節の移り変わり、行き交う人々との挨拶が清々しかった等、ウォーキングを通して心に残っております。根気強く同じコースを散策していると、10年間の手賀沼周辺の景観の変化を感じることができます。
手賀沼の遊歩道
途中に文学の広場に斎藤茂吉の歌碑がありますが、歌の意味を理解するために、山形の上山(かみやま)にある斎藤茂吉記念館を訪ねて教えていただいたことがありました。

この度「景観あびこ」に投稿させていただきましたが、これからも景観について関心を持って過ごしていきます。
入会動機と活動                        高橋 哲生(会員)
私は2007年4月に60歳で嘱託社員になったので、近場への異動を願い出て、同年5月に大光寺脇の事業所に転勤しました。それからは仕事の帰りや休日に、楚人冠公園や子之神社、村川別荘、水生植物園などに行きました。なかでも細い道が続くハケの道あたりの台地を歩くのが好きでした。駅の改札のそばの掲示板で市民観桜会を知って行ったりもしました。

そのうち景観の会の存在を知るようになり、HPを見て吉澤さんに入会希望を出し、2009年1月に入会しました。当初は、イベントの手伝いくらいしかできませんでしたが、同年11月退職後、例会等にも出るよう になりました。

初めは瀧澤さんの仕事の引継ぎでポスターやチラシの製作、イベントの写真撮影などを担当しました、例会や活動を通じて驚いたのは、皆さんが非常に真面目で勉強家であること。景観の大事さを市民に知ってもらおうと努力されていることに感銘を受けました。
その頃、今日の我孫子に手賀沼を残してくれた、楚人冠についてまとめていましたが、後の「楚人冠のメッセージ」となって結実しました。折々の会員による各種散策などに参加し、我孫子についてだんだん詳しくなってゆきました。

そして、今では当会の中心活動ともなった我孫子八景の活動に入ってゆきました。2014年9月には背骨を骨折し、以降走ることはできなくなりましたが、歩くことは大丈夫です。

専門家の野口さんが会員なのも、いろいろな面で大変心強いです。この頃はポスター、写真等は若い人に代わってもらったので、マンネリ化を避けることができました。

最近では教育委員会主催ですが、旧武者小路実篤邸跡の公開が印象に強いです。

全体に会員の高齢化が進んでいますので、もう少し若い人の参加が増えるような手立てが必要かなと思います。
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