市民活動フェアinあびこ2010
“人・地域をつなげボランシカ” 盛大に開催!
3月6日(土)、7日(日)、当会の会員でもある足助(あすけ)実行委員長の下、アビスタ、けやきプラザの2会場でフェアが開催されました。あいにく天候が芳しくなく、少し出足が鈍ったようですが、無事大きな混乱もなく終わり、多彩なフェアであったと思われます。

当会は、まちづくり分科会として、アビスタのストリートギャラリーにパネルを2枚展示し、1枚は我孫子の桜名所の写真、観桜会の案内等、もう1枚はストリートガーデンの写真を掲載し、来た人の関心を集めていました。

旧村川別荘市民ガイドの方もフェアに参加し、「白樺派の散歩道と旧村川別荘ガイド」を実施しました。旧村川別荘DVD上映会には延べ66人の参加者が、また、ツアーには延べ19人の参加者がありました。また、旧村川別荘では「ひなのまつり」が開催されていて、来る人の目を楽しませてくれました。

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展示パネル(アビスタ会場)
市民活動フェアinあびこ2010に企画参加して
         第8回歴史景観散策会“あびこをさわろう”                   梅津 一晴(会員)
霧雨の中のスタートとなりましたが、間もなく霧雨は止んでいました。参加者は応募28名中15名で、全員楽しく所定の時間に近隣センター「こもれび」で解散することが出来ました。当日朝、サポート委員会には電話問い合わせがあったようですが、繋がらなかったことは次回の解決課題として残りました。

この歴史景観散策会も8回目を迎え、スタッフの役務分担の成果も現れ、まさにチームワークで参加者に“おもてなし”が出来たと散策会終了後、皆と喜びあいました。最善のガイドを目指して、打ち合わせとコースの下見を度重ねて行いました。その結果、下ケ戸の宮前遺跡まで足を延ばして貝塚を紹介することには距離、時間上、無理があるので外しました。余裕ある散策という事を大事にしたのです。

今回の目玉は、何と言っても3月中旬公開予定される「高野山桃山公園」からの手賀沼風景でした。ここは、東隣には日立庭園内の西大久保古墳、西隣には東葛地域最大の前方後円墳水神山古墳があって、古墳時代初期の我孫子古墳発祥の地と言える土地柄です。対岸の柏沼南側にも我孫子の地に先んじる北の作古墳があります。この地域は、このように手賀沼の両岸にわたって古墳時代初期の古墳が分布しています。

そこから眺められる風景は素晴らしく“絶景の地”です。ビューポイントは周辺の地に無数ありますが、西大久保古墳近くからのスケッチをご紹介します。
西大久保古墳からの手賀沼

その他、これまであまり注目していなかった滝不動尊をご案内して気のついたことです。ここは成田山と同じ不動尊を御本尊としていますが、「将門の乱」後間もなく損壊され、その後行方は中峠を流転しているそうです。成田山への忌みを表す「日秀観音の首振り地蔵」の存在とともに将門崇拝の強い地であったことを実感として知ることが出来ます。
地域の風景は、このような文化遺跡や歴史秘話に接することで、一層深いポエムの世界を味わい、楽しめる様です。

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編集後記
学校という枠を出て、駅前ロータリーの花壇づくりに励む中学生がいることを知り、とても嬉しく思いました。子どものときから自分が住む地域に関わりを持つことにより、住みやすいわが町、美しいわが町が育つのだと確信します。
(蒲原隆子)

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