滝日さんありがとう        瀬戸 勝(会員) 
6月に入った頃、腰と右脚の痛みが激しくなりほとんど歩行不能に陥った。腰部脊柱管狭窄症ってやつで医師と相談の上手術に踏み切ることにした。

医師は写真を見せながら、「ここで神経を圧迫しているのが痛みの原因です。圧迫物質を切りとって神経を圧迫感から解放します。2か所手術します」と淡々とおっしゃる。背中をメスで切り開くので何だかアジの背開きみたいな気がしておじけづいた。

その時■本誌39号(2010年9月)での滝日さんの手記「両膝に人工骨を入れて」を思い出した。か弱い女性が小生よりはるかに難しい手術に立ち向かっておられる。俺もしっかりしなくちゃと気をふるいたたせて7月8日手術台へ。全身麻酔で何が何だかわからないうちに、「瀬戸さん、終わりましたよ」の声に起こされた。まさしく滝日さんの手記どおり!

そこ迄は良かったが、小生シロウト考えで手術後すぐ歩けるようになると思いこんでいた。それはこんな句を思い出したからでもある。
    馬で来て 雪駄で帰る 後生掛
東北の八幡平は、湯治客向けの名湯が多く、後生掛温泉もその一つで、入口にこの句が掲げてある。小生いつの間にか自分もその気になって手術後すぐ元気に帰宅できると思いこんでしまっていた。しかし現実にはそう簡単にはいかず、病室ベッドで焦ったり落ちこんだりしていた。

ここでもまた滝日さんの手記を思い出した。滝日さんは「薄紙をはぐようにとは・・・」という表現で徐々に快方に向かっていったことを書いておられた。小生もそれを思い出し気分が安らいだ次第である。

7月24日やっと退院。腰はすっかり治ったが右脚は痛みが残っており、リハビリに励んでいる。一刻も早く完治して現場復帰したいが、皆さんから、「焦らずに療養しろ」と温かいお言葉を頂き感謝しています。

また上記のように滝日さんからは、ご自身の貴重な体験の手記を通して手術の予備知識や術後の心構えを教えて頂き本当に心の支えになりました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
あびバス景観散策マップ PART3 「新木ルート編」発行
あびバス路線周辺の景観スポットを案内する「あびバス景観散策マップ」PART3"新木ルート編"が、9月1日に我孫子市より発行された。これは、我孫子市景観推進室と当会の協働で進めているもので、昨年3月の"船戸・台田ルート編"、本年1月の"栄・泉・並木ルート編"に続く3作目の発行である。PART1, 2は人気があり、増刷を行い既に各3,300部印刷している。今号は予め4,000部印刷した。

あびバス景観散策会
来る9月26日(土)27日(日)に行われる、「我孫子のこれからフォーラム」(我孫子市主催)のプログラムの一環として、当会は「■あびバス景観散策会」を実施する。

今月発行の"新木ルート編"と、これまでの"船戸・台田ルート編""栄・泉・並木ルート編"と合わせた3コースの散策会である。初の一般参加者向けのガイドで、各コースともに10名の定員が埋まっている。

新交流イベント「市民のチカラ 来て、見て、参加して」
9月26日(土)27日(日)けやきプラザ他
「我孫子のこれからフォーラム」「■市民活動メッセ」に当会も参加する。
編 集 後 記
  暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの、あの猛暑は何処へ行ったのだろう。秋の気配が忍び寄り、身近に広がる田圃の稲穂や里山が次第に色付き、沼辺に渡り鳥が羽を休める。この景観を備えた我孫子こそ「田園都市」と言えるのでは?と考えてみた。「田園都市」とは?その謎を解くシリーズ『杉村楚人冠の手賀沼ビジョンに関する考察』が始まった。当会のシンクタンク「景観総合研究所」のメンバー野口さんの解説に興味津津!
 今号も、心通う会員相互の寄稿あり、心豊かな出会いの寄稿ありで、楽しい紙面となって感謝!あんなことこんなこと何でもご投稿大歓迎!(濱田洋子)

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