滝日さんありがとう 瀬戸 勝(会員) | ||||
●6月に入った頃、腰と右脚の痛みが激しくなりほとんど歩行不能に陥った。腰部脊柱管狭窄症ってやつで医師と相談の上手術に踏み切ることにした。 ●医師は写真を見せながら、「ここで神経を圧迫しているのが痛みの原因です。圧迫物質を切りとって神経を圧迫感から解放します。2か所手術します」と淡々とおっしゃる。背中をメスで切り開くので何だかアジの背開きみたいな気がしておじけづいた。 ●その時■本誌39号(2010年9月)での滝日さんの手記「両膝に人工骨を入れて」を思い出した。か弱い女性が小生よりはるかに難しい手術に立ち向かっておられる。俺もしっかりしなくちゃと気をふるいたたせて7月8日手術台へ。全身麻酔で何が何だかわからないうちに、「瀬戸さん、終わりましたよ」の声に起こされた。まさしく滝日さんの手記どおり! ●そこ迄は良かったが、小生シロウト考えで手術後すぐ歩けるようになると思いこんでいた。それはこんな句を思い出したからでもある。 馬で来て 雪駄で帰る 後生掛 |
●東北の八幡平は、湯治客向けの名湯が多く、後生掛温泉もその一つで、入口にこの句が掲げてある。小生いつの間にか自分もその気になって手術後すぐ元気に帰宅できると思いこんでしまっていた。しかし現実にはそう簡単にはいかず、病室ベッドで焦ったり落ちこんだりしていた。 ●ここでもまた滝日さんの手記を思い出した。滝日さんは「薄紙をはぐようにとは・・・」という表現で徐々に快方に向かっていったことを書いておられた。小生もそれを思い出し気分が安らいだ次第である。 ●7月24日やっと退院。腰はすっかり治ったが右脚は痛みが残っており、リハビリに励んでいる。一刻も早く完治して現場復帰したいが、皆さんから、「焦らずに療養しろ」と温かいお言葉を頂き感謝しています。 ●また上記のように滝日さんからは、ご自身の貴重な体験の手記を通して手術の予備知識や術後の心構えを教えて頂き本当に心の支えになりました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 |
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あびバス景観散策マップ PART3 「新木ルート編」発行 | ||||
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