旅先の1枚 -11- まちのシンボルポスト                    秋田 桂子(会員)
新茶のシーズン到来!狭山茶、八女茶、掛川茶、そうそうやっぱり宇治茶でしょう! この春、宇治に行ってきました。宇治茶を買いに?いえいえ、「源氏物語」の連続講座を受けていたので、「源氏物語ミュージアム」を訪れたくて宇治市に行ったのです。宇治駅に降り立つと「ミュージアムは、こちら」の案内板が目について迷うことなく宇治橋に着きました。観光者にとって案内板はとても重要ですね!

宇治川の流れは速く「ああ、この川で浮舟は入水自殺したのか!」とヒロインに想いを馳せつつミュージアムへ。館内で篠田正弘監督、人形作家ホリ・ヒロシ作の「源氏物語」の美しい映画の上映もあり、その世界に浸り、帰路へ。さてランチやお土産はどこで?と、左右を見渡せば茶舗はもちろん、「抹茶パン」「抹茶アイス」「抹茶最中」「抹茶煎餅」と、抹茶のオンパレード!「抹茶ラーメン」までも。もう見ただけで満腹に‥。

そして駅前に戻ったら、このポストが鎮座ましましていました。でも、このポストのボリューム、このフォルム!思わず撫でてしまいました。
さくらプロジェクト29−24の未来は      横山 誠一(会員)
我孫子市より待ちに待った植樹完了の知らせが届いた。どのような所に植えられているのか早速見に行くことにした。

2月の寒風吹く中、景観マップを頼りに岡発戸新田を横切り、低い土手を歩いて行く。すると、水辺と歩道が見え小さな広場のような窪みを発見した。そこに下りると細い小道に沿って5本の桜の幼木がポツンと植えられていた。その中の一番奥、水辺近くの木に24と『陽光桜』の説明を付けたプレートが付いていた。

まだ、とても小さな木だったが確かな蕾を付けていた。プレートに我が名を見つけ、“我が家の桜だ”と思わず嬉しく愛おしく思えた。

この桜は、連れて来た初孫の健やかな成長を念じてプロジェクトに参加して植えられたものである。(右の写真)

人家から離れた沼のほとりでこれから生きていく桜、寒風に耐えている幼い桜、2年後、3年後、いや10年、20年後はどんな姿に成長しているだろうか。とても楽しみであるが、今この幼木の未来の立ち姿がなかなかイメージできない。そこで、今年の春の旅行は桜めぐりにした。

1 三春の滝桜 ・広い斜面にたった一本の大木の枝垂桜、まるで歌舞伎役者、市川団十郎の舞台登場を思わせる。
2 合戦場のしだれ桜 ・谷津を囲む桜の砦
3 酒田の川桜 ・川の両岸で黄色い水仙とのコラボ。屋形船からの眺めはなかなか風情がある。
4 喜多方の日中線、千本枝垂桜 ・何処まで続くのよ…桜ロード。色濃い枝垂桜が3キロ続く。
5 会津若松鶴ヶ城の桜 ・天守閣から満開の桜を見る。花で道路が隠れている。
6 会津鉄道かやぶき駅舎の桜 ・山里の忘れられたような駅と列車と桜


3日間、様々な場所のたくさんの桜を愛でることができた。それぞれの立姿は美しく感動を覚えた。桜には何人にも受け入れられる力があると感ずる。いつの時代でも、何処でも、木の多少や幼老木を問わず万人が桜の花咲くのを待ち望んでいる。

手賀沼の水辺に立つ、桜29−24よ。美しい花を咲かせ、見る人々を喜ばせてくれ。そして、我が家の孫の成長をも見守って欲しい。四季折々に家族みんなで会いに行く。
編 集 後 記
  爽やかな五月、P3のレポート「1日2ルートを歩く」に私も参加しました。遡ること9年前(2009年)、私は、この年の春に入会し、10月に<私の好きな道シリーズ>〜つくし野・根戸森を歩く〜という「まち歩き」のコースに初めて参加し、今回もその時のコースと同じ場所を通りました。あの時、足助さんに「レポートを書いて」と言われ、「景観あびこ」(注)にデビューしたのでした。その足助さんが亡くなられたのは1年前の5月だったということを思い出しながらのまち歩きでもありました。皆様のご健康を祈らずにはいられません。(秋田桂子)
(注)「景観あびこ」34号(2009年11月21日)
■私の好きな我孫子の道シリーズその3(編集部)

■もどる