吉澤 淳一(会員)
(P4からのつづき)
【ストリートガーデン】

いろいろなオープンガーデンを見学してきた中で、特に市外に出かけた場合、現実的にいくつかの問題点が見えてきた。
〜綾劼寮臑羯圈⇔山市、坂戸市など、市内にオープンガーデンが点在している場合、半日か1日かけて数軒回りたいが、どうしても1軒で時間をとられてしまう。自慢の庭なのだからじっくり見てほしい、草花の説明や苦労話も聴いてほしいというオーナーの気持ちはよくわかる。お茶が出てきたりもする。こちらも興味があるから来ているので、ゆっくりしたいのだが、一方折角来たのだからいろいろな庭を見てみたい。その辺の折り合いが難しく、辞するタイミングに苦労する。

本家のイギリスでは、せこせこと彼方此方回らないで、広い庭を回遊し紅茶とクッキーをいただきながらオーナーの話を聴き半日を過ごすらしいが。(因みにあちらでは有料で、チャリティ団体に寄付する仕組みになっている)

一斉公開日は別として、予め見学を伝えても「見ず知らずの他所の庭に入るのはどうも・・・」という人もいる。入ってみたら「えっ?これが」ということもたまにはある。

市外のオープンガーデンを訪れる際は、折角行くのだから半日か1日かけて点在する数軒を回りたいが、そこでは車での移動が欠かせない。しかしながら、当時と違って現在は会の活動では自家用車は使えず、公共交通機関(タクシーを含む)に頼らざるを得ない。これもまた大変である。

そこで私たちは"ストリートガーデンを楽しもう"という発想に至った。まちを歩いていると、通る人々から見える様にシースルーの庭があったり、ポーチ周りにミニ花壇があったり、垣根の中にワンポイントのコンテナがあったりする。住んでいる方のおもてなしの心を感じる。これなら庭に入らなくても、通りを歩くだけでいつでも自由に楽しめる。車もいらない。ということで「オープンガーデンを楽しむ会」から「ストリートガーデンを楽しむ会」に変えたのだった。

平成21年の第6回我孫子市景観づくりシンポジウム(下の写真)では、「ストリートガーデニング」の楽しみというタイトルで、2組の若いご夫婦の体験を話してもらった。
つくし野フラワーロード、つくし野ストリートガーデンを皆で歩いたり、市内各地のストリートガーデンを紹介したアルバム(下の写真)も発行した。32号の、これもまた滝日さんの「ストリートガーデンってなあに?」が名解説である。我孫子のいろいろ八景の「まちなみ八景」では、”杠簡刃詑 湖北台 (株)日立総合経営研究所(現:(株)日立アカデミー我孫子キャンパス)周辺Δ弔し野 Р翅校2丁目マンションストリートに、ストリートガーデンを見ることが出来る。


【シーニック バイウェイ】
「景色のよい脇道」という意味になりますか。"シーニック バイウェイ(Scenic Byway)"とは、景観・シーン(Scene )の形容詞シーニック(Scenic)と、わき道・より道を意味する( By- way)を組み合わせた言葉。アメリカで先行的に取り組まれている制度を参考に、日本では北海道をはじめ各地で取り組み始めている。こういう言い方もされている。

道をきっかけとして、地域の方々が主役となって、行政や企業などと連携しながら、広域に美しい景観づくり、活力ある地域づくり、魅力ある観光空間づくりに取り組んで、愛着と誇りの持てる地域を実現する取り組み。

私は、あまり大上段に構えないで、この言葉"シーニック バイウェイ"を文字通り「まちの辻々に立って、景観の良い脇道を楽しむ」、こんな風にしていけたらなと考えている。

(■P6へつづく)
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