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<伐採から1年後の天神坂> 中塚 和枝(会員) | ||||
●昨年2月、天神坂に隣接する天神山緑地の斜面林の比較的大きな1本のシイの樹が、住民安全のために根元から伐採され、アビスタの屋上から石段が見えるようになりました。(■景観あびこ98号の三樹会だよりの写真参照) ●今年の4月上旬には、嘉納治五郎が名付けた三樹荘の3本のシイの樹の枝が剪定されました。斜面であり、庭園の中なので大きな機械が使えず、職人さんが梯子や綱を昇り、丁寧に剪定をしました。この天神坂は、景観や白樺派など我孫子市のPR場面にもよく使われている趣のある坂ですが、昨年より更に明るくなり雰囲気がすっかり変わりました。 |
●天神山緑地に嘉納治五郎の銅像が建ち、訪れる人も多くなり、人の流れにも変化が出たと聞きます。又、今年の2月ごろ我孫子市景観形成市民会議の方たちが天神坂登り口の竹垣の一部を直しました。市民はこの坂道に思い入れがあり、関心があるのだと思います。 ●よく言われる言葉で「景観10年、風景100年、風土千年」があります。 ●三樹荘と名づけられ100年以上の年月を経てでき上がった歴史のある風景です。大切にしたいものです。 |
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●このシリーズでは、87号に丹後・但馬の旅その1として「コウノトリ発見」を載せたが、今号ではその2、その3を紹介する。いずれも2018年6月のことである。 ●天橋立といえば傘松公園の股のぞきが有名で、ご多分に漏れず私たちもやってみた。天橋立が縦に見えるところでのぞくと、龍が天に昇る姿に見えてこれは定番であるが、私たちはそこからさらに登って天橋立が横に見えるところから股のぞきをしてみた。見ていて、日立庭園公開で使ったクロードグラスを思い出した。(94号、日立総合経営研修所庭園公開を参照) |
●イギリスの貴族が旅に出る際に携帯したコンパクトな鏡で、名勝地を訪れた際に、景色をその鏡に映して愛でていたと言われているあれである。一枚の小さな鏡を使って、景色をいろいろな角度から切り取って鑑賞するクロードグラスと股のぞきが、私の頭に中で妙にオーバーラップしてしまった。 ●下の写真は股のぞきしながら撮ったものではなく(その姿勢で写真を撮ることが難しかった)、同じアングルから撮ったものを天地ひっくり返したものである。不思議な空間を感じながらも、最初からそのような風景だったような感覚もあって、眞に「百聞は一見に如かず」であった。 |
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●1400年の歴史を持つこの温泉は、コウノトリが傷を癒したと伝えられている。私たちは前日にコウノトリを田んぼの中に発見して、その興奮を抱いて外湯の「鴻の湯」に入ったものだった。志賀直哉は山手線の電車に跳ね飛ばされて、その怪我の養生のためにこの温泉の老舗旅館"三木屋"に3週間ほど逗留している。大正2(1913)年、彼が30歳の時である。作品「城の崎にて」はここで着想された。 ●三木屋は創業300年になる。大正14年の北但大震災によって一度は倒壊したが、昭和2年に再建され今では国の登録有形文化財になっていた。温泉街に点在する文学碑を訪ね歩いていたら、いつの間にか三木屋の前に来ていた。 ●昨今、コロナ禍の影響でテレビでも旅番組などは昔の映像をアレンジして流している。私も旅に出られないので昔の写真を出してみたのである。皆さんも如何でしょうか。 |
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