■P1からの続き
  キーウは博物館の多い街でもある。独立広場から約1km南にある市立歴史博物館は、18世紀築のクロフスキー宮殿を利用した博物館。石器時代やキーウ最初の教会からの出土品などから、町の生い立ちを知ることができる。また、必見はペチェールシク大修道院内にあるウクライナ歴史文化財博物館。紀元前4世紀ギリシア人が作った黄金の首飾りを含め、金や宝石などを使った数々の豪華な装飾品が展示されている。

 美しい東方正教会などの名所観光のほかに存分に堪能したのが、ウクライナの音楽と踊り。ルーシ・ホテルのレストランでは、先ず玄関前で4人の美しいダンサーに迎えられた(右の写真4)。日本ではボルシチというスープがロシア料理として有名だが、実はウクライナが発祥。筆者も大好きなこのスープ、シベリア風水餃子のペリメニに似たヴァレニキなど名物のウクライナ料理を賞味しながら、歌と踊りを鑑賞した。特にウクライナの代表的な民族楽器で弦楽器リュートに似たバンドゥーラの音色が、ノスタルジックな響きを持ち忘れ難かった。

 因みに、ウクライナの世界遺産と言えば、ポーランド国境に近く最もウクライナらしい町と言われるリヴィウの旧市街と、黒海に面した開放的な港町オデーサの両歴史地区も登録され見逃せない。
写真4:ルーシ・ホテルのレストラン玄関で、踊り子たちに迎えられる

 ロシアのウクライナ侵攻から1年以上経つが、停戦或いは終戦への出口が依然として見えない厳しい実情が残念である。しかし、もし平和的な見通しが少しでも立てば速やかに同国を再訪し、先述した観光スポットが戦火から逃れ無事であることを確かめ安堵したいと祈念している。
 
第20回 市民観桜会  4月3日(月) 開催報告            大久保 慎吾(会員)
コロナ禍も3月13日にはマスク着用も自主判断となり、5月からはインフルエンザと同じ5類に移行され、ようやく沈静化の傾向が見られ、各地で桜を囲んでの花見やWBCの侍ジャパンの優勝で日本中が大いに盛り上がり、明るい話題が続く昨今の中で20回目の観桜会を我孫子ゴルフ?楽部で開催する事ができました。

今年は例年以上に桜の開花が早まり、東京では3月14日に開花宣言され、観測史上最早の開花となりました。我孫子も東京より若干遅いとはいえ昨年以上に早い開花となり、4月3日の観桜会まで桜が咲いているかと大変やきもきした日が続きましたが、何とか葉桜一歩手前で桜の花が見られ、開催の運びとなりました。

桜の満開が過ぎて、来場される人の数も1,000名を切るのではと危ぶまれましたが、今年も昨年の来場者数には及びませんが1,154名の方々が来場され、改めて我孫子ゴルフ倶楽部の景観の素晴らしさと、毎年恒例に行っている「市民観桜会」が我孫子市民に広く愛され浸透しているかを実感いたしました。

今年も16番ホールの広々とした芝生とアカマツのグリーンと桜のピンクが相まって絵ハガキのような景色、13番は池とバンカーに囲まれた名物ホールでこの観桜会で一番のフォトスポットで、訪れた方は殆どスマホやカメラで写真を撮られていました。
途中にはいつも協力してくださっている「我孫子コカリナサークル"あびこ"」の方々のコカリナの演奏が聴かれ、売店近くには我孫子ゴルフ?楽部のシンボルツリーであり、新葉でも紅葉と同じ黄色やモミジ色をしたノムラモミジ(写真4)があり、ソメイヨシノのピンク色、アカマツや芝生のグリーンとの色彩のバリエーションの素晴らしさが見られました。

当日は我孫子市からは星野市長、青木副市長、中場都市部長、我孫子ゴルフ?楽部からは富田元理事長、小川前理事長、三田理事長、久米常務、有賀支配人がお見えになり和やかに歓談されながら会場を巡られ、途中J:COMの取材もありました。

開催の告知は「広報あびこ」をはじめ多くのメディア各社に掲載されました。
この素晴らしい名門のゴルフ場を提供していただいた(社)我孫子ゴルフ倶楽部様のご厚意及び我孫子市の協力を始め、近隣やボランティアの方々やご来場の皆様に心より御礼を申し上げます。
観桜会の特設入口看板 ノムラモミジ
16番ホールの桜大木 16番の入り口付近から
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