-54- 我孫子駅北口美化委員会(通称 AKB 会)
                大久保 慎吾(会員)
AKB 会の活動は、景観あびこ■110 号(2022年7月)で掲載したのですが、その後の進化した取り組みを、再度取材させていただきました。昨年の10 月、AKB 会から活動へ参加してほしいとの話が当会にあり、会長の中塚さんと私の2人で AKB 会の平井会長、浅井副会長とお会いし、我孫子駅北口からあびこショッピングプラザまでの道を花で飾り、商店街を巻き込んでまちの美化に取り組んで行きたい、との趣旨を伺い賛同し、当会の役員会で提案、承認され、定例会で会員にその旨を報告しました。

我孫子駅北口ロータリーの整備された花壇

我孫子駅北口に住んでいる住民として AKB 会に私も入会し、協力企業の店頭前の街路樹周りに設置したプランターに、ビオラやチューリップの球根を植え、北口ロータリーの花壇への水やりを 12月より毎月2回当番で実施。

またAKB 会の定例会では、会員のみなさんと一緒に水やりや花摘みをした後、春の一大イベントであるハッピーフラワーフェステバル(略称 HFF)への取り組みについての説明を聞き、役割・担当内容を確認しました。



今回初めての試みとして3月20日〜4月10日の約3週間、駅北口からあびこショッピングプラザまでの道の協力企業の店頭にのぼり旗を立て、まちを歩く人々にイベントを告知。3月20日のあびこショッピングプラザのガーデンコートでのオープニングイベントには、星野市長も来賓として挨拶され、中央学院大学地域連携カイギ部のメンバーが、子ども縁日、手芸体験等のマルシェを出店しました。3月29日は同じ場所で中央学院高校の書道パフォーマンスや箏の演奏"つくし野麒麟太鼓"のライブ、4月5日は北口駅前で地域の音楽愛好家グループの演奏があり、道行く人を楽しませていました。期間中駅構内の通路では、駅の協力で我孫子駅マスコットの「アコちゃん」のぬり絵が展示されました。

昨年には駅北口には無かった時計が寄贈され、正月は駅前ロータリーとあびこショッピングプラザの2ヶ所に門松を飾りました。春のチューリップが終われば、夏にはひまわり花壇へ切り替える作業を予定しているそうです。

我孫子北まちづくり協議会が中心となり、分科会として AKB 会を発足させて3年、地元の商店、銀行、不動産屋、コンビニ、ショッピングプラザ、二階堂高校、中央学院大学等、様々な団体や企業を巻き込んだ大きな力となって、地元の活性化とまちの美化に取り組んでいる市民活動グループがAKB会です。

取材を終えて…AKB会の地元の学校、商店街、企業、公共施設の我孫子駅まで巻き込む姿勢は大変参考になり、今後の市民観桜会や日立庭園公開など、当会の運営に生かしていきたいと思いました。
AKB 会のみなさん
旧武者小路実篤邸跡 一般公開 プレオープン
                                        …4月26日(土) 河合 正治(会員)
5月の10日と24日の土曜日に予定されている一般公開に向けて、関係者のプレオープンが4月19日と26日の土曜日に行われ、受付で参加させていただきました。

19日は園の中心あたりにある白藤棚が満開で、甘い香りが庭園に漂い感動しましたが、26日には残念ながら殆ど茶色く色褪せてしまいました。それでも来園していただいた方々には、園内の木立の静けさと爽やかな空間、文人達が集った気配を感じさせる邸内の雰囲気を味わっていただけたと思います。

関係者のみのプレオープンでしたが、SNS やFacebook等で庭園公開を知っての来園が多かったようです。

今回の来園者で一番印象に残ったのは、柏からウォーキングで来られて、庭園内に入れないのを承知で門から覗こうとされたところ、思いがけず公開中だったので中に入ることができ、ものすごく感動された武者小路実篤ファンのご夫婦でした。その方のメッセージです。「来年は、白藤棚が満開が予想される4月18日土曜日に庭園公開お願いしたいです♪」
庭から見た邸宅
庭園内の白藤棚
編 集 後 記
 今号は6ページ建て、盛り沢山の掲載になりました。野口修さんの新シリーズ3 回目は、「身近なデザインの潮流と都市景観が保たれるか」では、ロンドンでの高層化の動きに、10年後の景観に思いを馳せ、今野澄玲さんの「我孫子の魅力再発見6」では天神坂が取り上げられました。市民観桜会も無事終え、送迎バスの利用等で新たな来場者を迎え、又中央学院大学の若い学生さんのボランティア参加があり、意義ある開催になったと思っています。我孫子の並木道13、まちの美化に取り組む人々54、おでかけ倶楽部など会の活動報告をお読みください。我孫子市での新たな動きとして、ふれあいラインの建物の高さ制限改定により、温浴施設の誘致が決まったようです。景観をどう維持していくか見守りたい。(飯田俊二)

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