| 我孫子の景観を育てる会 | ![]() 創刊 2002.3.29 |
第130号 2025.11.15発行 発行人 中塚和枝 我孫子市緑2-1-8 Tel 04-7182-7272 編集人 大久保慎吾 |
建築家・工学博士 野口 修(会員) |
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| 6-1.スイス/レマン湖畔のフレディー・マーキュリー像 今夏、スイスを旅行した。チューリッヒから入国し、サンモリッツを回ってツェルマットからゴルナーグラートに移動して名峰マッターホルンを観た。さらに、シャモニーからエギーユ・デュ・ミディ展望台に登り、モンブランを観た後、ジュネーブ、モントルー、インターラーケンを経て、クライネシャイデックでアイガー、メンヒ、ユングフラウを一望して再びチューリッヒに戻る。約8日でスイスをほぼ1周する旅だった。今回、初めてのスイスで、「山岳観光を体験してみたい」との思いで出かけたが、途中の街々で見た湖畔の景観もそれぞれ興味深かった。 スイスは、湖と河川が国土の4%を占める。湖が約1,500カ所、河川が距離にして約61,000�劼△襪修Δ如▲茵璽蹈奪僂凌絽擦箸靴動�水の約6%を担っているらしい。日本の国土378,000k�屬紡个掘▲好ぅ垢旅馘擇�41,280k�屐L�9倍の面積差がある中、日本の湖数は、人造湖532、天然湖89、ハイブリッド湖9カ所の合計630カ所となる。スイスに湖が多い理由は氷河の侵食によるものらしく、最終氷河期に形成された氷河が山を削り取って窪地をつくり、そこに溶けた氷河の水が流れ込んだことによる。 現地で、山頂付近の氷河から溶け出した水が斜面を下り、河川に流れ込む過程を見た。温暖化の進行で、年々、失われる氷河が増えているらしい。山頂付近では、10年前の写真にあった氷河が溶けて黒い土が覗いていたり、麓の町の水路には山からの水が音を立てて激しく流れ込んでいた。
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話を戻して湖畔の景観と言えば、面積が大きいこともあって同じ湖の湖畔であっても印象が随分違った。例えば、同じレマン湖を共有するジュネーブとモントルーは大きく印象が違った。簡単に言えば、雑然とした印象のジュネーブに対してモントルーの湖畔は美しく整備されていた。スイス第2の都市であり、国連の各種機構が集まる世界都市でもあるジュネーブと、湖畔の保養地的なモントルーを比較してもと思ったが、ジュネーブの湖畔では、雑然と乗り捨てられた自転車を整理するなり、散乱したゴミを回収するなり、もう少しやりようがあるのではないかと思った。一方のモントルーは、ジャズフェスティバルで有名な街だが、音楽祭を前面に出した場所づくりができていると思った。
ところでイギリス・ロンドン出身のロックバンド、クイーンのファンである筆者は、かねてよりモントルーのレマン湖畔に建つボーカリスト、フレディー・マーキュリー(1946〜91)の銅像を訊ねたいと考えていて今回実現した。 また、銅像からの徒歩圏内にクイーンが所有した「マウンテン・スタジオ」を改修した体験型記念館「クイーン・ザ・スタジオ・エクスペリエンス」(2013〜)も公開されており、ここも観ることができた。クイーンは、マウンテン・スタジオを1979年〜93年まで所有し、7枚のアルバムをレコーディングしたとされる。このスタジオでは、HIVに感染したフレディーが死の目前までレコーディングを続け、遺作となった「メイド・イン・ヘヴン」(1995)のジャケット写真にはレマン湖の風景が写っている。 ■次のページへ |
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