手賀沼公園のポプラ伐採と、新たな植栽について

●2004年8月で姿を消した、ポプラ並木
手賀沼公園のポプラは、1965年に植えられ、公園のシンポルとして市民に親しまれてきました。市が景観賞の制度をスタートさせた、1997年の第1回景観賞にも選定されています。

しかしポプラの寿命は約40年といわれており、手賀沼公園のポプラは、ほぼ寿命の尽きる老木になってきました。近年は台風などで倒れるポプラも相次ぎ、04年7月現在で7本だけが残っていました。

我孫子市では、市民も含めた検討会を数回行った結果、伐採せざるを得ないとの結論を、8/1付の市広報で、市民にお知らせし、2004年8/24に伐採しました。
私たち「我孫子の景観を育てる会」も、定例会で意見交換を行いました。

ポプラを切ることには賛否両論あり、どちらかというと反対意見のほうが多く出ましたが、さまざまな意見の開陳を許容しているこの会の趣旨に沿って、統一見解は出さないこととしました。

その代わり、市内の各所にある意見箱に、所定の用紙で自分の思うところを、積極的に伝えようということになりました。

第1回の景観賞に輝いた「手賀沼のポプラ」が消え去るのは、寂しいものです。去り行くポプラが、私たちの心にいつまでも残ることを願って、ポプラの歌を作りたいと考えたところ、あびこ市民ミュージカルの作詞を担当した、市内在住の作詞家・宇内悦子さんが快く引き受けてくださり、本会メンバーが作曲をしました。

そしてポプラがなくなった翌日、朝日新聞社が8/25朝刊に記事を掲載してくれて、広く市民の皆さんにもお知らせすることができました。

●ポプラに代えて、新しく植樹された、3本のメタセコイア。
(手賀沼公園多目的広場)2004.11.7
▼2004.9.11発行の、我孫子市地域のミニコミ紙・イースト情報の記事。
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