"ふるさと”って? (我孫子市史研究センター発行「それぞれの故郷」より抜粋) 広報部会 | |||
●今から31年前の1983年に、我孫子市史研究センターから「それぞれの故郷」という冊子が発行されていた。老若男女56人の市民が自分の故郷について思いを述べていた。我孫子生まれの我孫子育ち、他所からの転入者やその家族、我孫子に嫁いで来た主婦、様々な人たちの故郷感が、本紙連載の「我孫子らしさ」と重なって、興味を持って拾い読みをした。 | ●そういう中に、当時の市内小中生アンケート「"ふるさと”って?」のコラムが目を惹いた。これも「楚人冠のメッセージ」中の小学生の作文と重なって興味深かったので、以下に紹介してみる。 |
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「我孫子らしさ」の連載を終えて 広報部会 | |||
●7年間36回の長きに亘って掲載してきた、景観の視点からみた「我孫子らしさ」は、多くの会員の思いを込めて、今号でその連載を終えることにした。 ●平成7年、第24号に掲載された高野瀬さんの「■我孫子らしさとはどんな事」の提起に対して、■次号で冨樫さんがそれに応えている。これがこのシリーズの発端で、以降34人の会員が、自分にとっての「我孫子らしさ」を紙上に展開してきた。 |
●高野瀬さんは、広報あびこの中に「我孫子らしい・・・」という言葉を見つけて、そこから我孫子特有の「らしさ」を思考している。文の最後に「老人や子どもや若者が和気藹々としてそぞろ歩きのできる、他の町には見ることのできない景観、『水と緑と鳥の自然味豊かな手賀沼』を象徴とする我孫子らしさを実現することも願望の一つです。 ●皆様と共にあらためで我孫子らしさの意義とあり方"について語り、考えてみたいと思います。」としている。冨樫さんは、「面水背山」が我孫子の地形の特徴であり、手賀沼と利根川、台地の斜面林、ハケの道がその構成要素であると説く。それらは自然の生態系によって造られてきたが、―方でそれらを破壊している中で、「らしさ」を定着させるのは容易ではないとも言っている。そして「景観五年、風景百年、風土千年」という言葉で結んでいる。 ●以降、多くの会員が、いろいろな立場から我孫子の景観についての思いや願いを記しており、36人36色の我孫子に対する愛情を感じることができた。この皆さんの思いを「私の我孫子らしさ」(仮称)として冊子にまとめて、発行する予定である。 |
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