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【きっかけ】 ●会則によれば、第2条に(会は)「我孫子の魅力ある景観を育てるための市民活動を行うことを目的とする。」とある。先ず活動ありきである。この回顧録において、「1 草創期」から連綿と述べてきた各項でおわかりの通り、会員の活動の成果は素晴らしいものがある。活動を通して景観の大切さを世間に知ってもらい、活動を通して会員の達成感・充実感が現実のものになっていく。そのもとにある会の存在が世間に認知される。そこに正のスパイラルが生まれ増幅していく。そのために様々な施策を展開してきた。会の活動紹介や催事の告知は基本的には印刷物であるが、これは対象者への到達率(リーチ)に限りがあり、それなりに経費もかかる。広く市の内外に伝達するには、自力ではホームページがある。「回顧録1-草創期 広報部会」の項に述べた通りで、ホームページは「景観あびこ」と共に会の情報発信の2本柱の一つである。「景観あびこ」については、100号で詳しく述べた。この項では、いろいろな媒体を活用した会のPRについて触れてみたい。 【印刷物】 ●初期のころは、印刷物と云えば市民活動ステーションの印刷機が頼りであった。理想科学工業のドラム式である。黒1色の他に赤、青、緑の単色4色まで刷れるが、版を色の数だけ用意し、色を変える度にドラムを入れ替えるという、単純な版画のようなものである。日立庭園公開でも市民観桜会でも何でもポスターからチラシまでこの機械を使ってきた。用紙さえ持ち込めば極めて安価で使えるので、今でも多くの団体が重宝している。 ●「景観あびこ」も黒1色時代が長く続き、写真の印刷には苦労してきたが、社協"てとりあ"の高精度機能印刷機の利用でフルカラー印刷を可能にした。チラシなどの大量印刷は、やがてネットによる低価格印刷で、訴求度の高い洗練された印刷物を世に出せるようになった。いろいろ八景歩きのPRでは大活躍である。まさに隔世の感がある。 【ホームページ】 これは「回顧録 1草創期 広報部会」の項に述べている。 【パワーポイント】 ●2006年「我孫子の景観」 2007年「住んで良いまち・訪ねて良いまち・ストリートガーデンの楽しみ」 2009年「住民主役のまちなみ景観づくり」 2012年「都市景観と緑の保存」 2013年 我孫子の景観を守り育てる 2018年 「我孫子の景観を育てる会」 ●いろいろと作ってきた。講演や各所での活動紹介の機会に合わせて内容を工夫して作成してきた。構成を確定し、画像データと文章データを揃える。私はパワーポイントのアプリを上手く使いこなせないので、最新版以外は全て景観推進室の野村さん(当時)の協力を仰いだ。最新版は、瀧澤さん(特別会員 当時)の卓越した技術とセンスに助けられて、2か月かけて完成した。92ページに及ぶものだが、対象と持ち時間に合わせて伸縮自在に使える便利さがある。今後も大いに活用してほしいものである。 【メディア】 ●会がここまで発展できたのには、一つにはメディアの存在があると言っても過言ではなかろう。会員一人一人の不断の努力の結果生まれる私たちの活動がメディアのニュースとなる。ありがたいことである。 ●メディアと一口に言っても多種多様である。所謂4媒体と言われる新聞・雑誌・テレビ・ラジオで、マスメディアとして括られている。これに対して地域に根差したコミュニティペーパーがありミニコミともいわれている。 |
●最近ではSNS(Social Networking Service)の到達率と接触率の良さが注目を浴びていることは皆さんご承知の通りある。マスメディアでは主に新聞媒体が私たちの活動を取り上げてくれている。朝日、サンケイ、千葉日報、毎日、読売等(50音順)の地域版である。会の2大事業である庭園公開、市民観桜会では、初期のころから、そのどれかが(複数)必ずその告知を載せてくれている。いろいろ八景では、立ち上がりの頃から企画のユニークさもあってか、八景探し、その発表、八景歩きの各ステップで各紙に掲載されてきたことは、皆さんの記憶に新しいところであろう。主要新聞の1ページ全てを使った会の紹介やいろいろ八景の探訪記事が載る事のありがたさも味わってきた。
●新聞の記事になるということは、その発行部数からしても大きな発信力となる。そして、記事に客観的な信頼性がある事が特徴である。主要地方紙連載の「千葉オピニオン」欄で、景観保護の重要性を語らせてくれたことは意義深いものがあった。
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