まちの美化に取り組む人々 −33− 我孫子駅北口駐輪場入口近くをアイディアで彩る「フラワーポット」の皆さん 秋田 桂子(会員) |
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●「我孫子駅北口近くで、見違えるようになった一角がある」と、吉澤会長から情報がありました。4月30日昼近く、現地に行って見ると、マーガレット、アジュガ、クリスマスローズ、パンジーなど様々な花が工夫されて植えられていました。 ●カメラを持った私に、道行く人が「いつも楽しませてもらっています。どなたがなさっているのか、なかなか出来ないことですよねえ」と声をかけていきます。 ●ただの草地をきれいな花壇に仕立て上げたのは、そこから徒歩3分ほどの美容室「フルール」のオーナーの石山たえ子さん(写真)。快く取材に応じてくださいました。 「自宅には、土がないので花壇を作ってみたいという気持ちをもっていたんです。道路を私物化していると思われるのは本意ではないので、市役所に行ってアダプト・プログラム(※)の申請をしたの。その時、我孫子市が『この土地を養子縁組した気持ちで我が子のように育ててほしい』と考えていることが気に入りましたね。今年の3月に始めたばかりなの」とのことです。 |
●この花壇の特徴は、コーヒーの豆を入れる大きな麻袋(写真下)をとても工夫して活用しているところです。麻袋を買って来てプランターとして使ったり、小径を作ったり…。この小径を実際に歩いてみましたが気持ちがいいです! ●石山さんのアイディアに知恵や力を貸してくれるのが、家族の方々(「フラワーポット」)です。水遣りがしやすいような道具を揃えたり花や土を購入したりと環境を整えられてきました。石山さんは「花壇作りを作品のように楽しんでいるの。ボランティアってワクワクするわ!これからの季節は、ここを通る方たちが『懐かしい!』と思えるような花を植えたいですね。我孫子に住んで40年以上経つけれど、"こんなにいいところはない"と思っているわ」と生き生きとお話してくださいました。 ●そういえば美容室の店名「フルール」は、フランス語で「花」のことでしたね! |
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第23回 日立総合経営研修所 春の庭園公開 | ||||
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『国分寺市の日立庭園開放』と『我孫子市の日立庭園公開』を思う 中塚 和枝(会員) |
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●平成24年11月、日立中央研究所(国分寺市)の庭園開放に会員有志が訪れた。(■景観あびこ53号参照) ●3年半後の今年4月、女子会員有志が再訪した。創業社長故・小平浪平氏の『よい立木は切らずによけて建てよ』の精神が守られ、武蔵野の原風景が色濃く残る広大な庭園であった。でも、我孫子の庭園は広さでは及ばないが、悠然とした手賀沼を眺望できる得難い庭園であると思った。久しぶりの庭園公開が楽しみである。 |
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